わりと近所のため池のほとりにある、弁財天の鳥居(?)です。ちょっと見たことない形の鳥居です。向こう側に小さく見えるのが本殿かな?いや、本堂?
昔からなんで池や湖などの水辺に弁財天の社があるのか不思議だったので、教えてGoogle先生で調べてみました。
もともと弁財天もしくは弁天はインドの神様で、ヒンドゥー教の女神サラスヴァティーが仏教に取り込まれたようです。このサラスヴァティーさんは水の神様なので、水の近くに祭られているそうです。
そして仏教の神様だった神様が日本に仏教が伝わった際に、神仏習合で神道にも取り込まれました。さらに神道との融合の際に、日本の神様の市杵嶋姫命と同一視されるようになりました。なんでも吸い込むカービィみたいな日本の文化。
しかし明治維新で行われた神仏分離により、仏教と神道は切り離されることになるのですが、そのときに多くの弁財天は神社になったようです。市杵嶋姫命と融合してしまったせいか、いまでも弁財天の立ち位置は仏教側なのか神道側なのか、はっきりしないところがあるみたいです。
そんな複雑な経緯を持つ弁財天ですが、もともとは弁『才』天でもあり、音楽などの才能の神様でもありました。それが才と財が同じ読みなために弁『財』天となり、才能と財産をつかさどる神様になりました。
さらに財産をつかさどる神様ということで、宝船に乗っている七福神にもなっています。この七福神も仏教や神道の神様が入り混じってますねぇ・・・それくらい仏教と神道は密接だったということがうかがえます。